明日を生きるごはん

テレビでは知り得ない食と健康の話

キッチンカーとフライパン運動~小麦問題・番外編~

※ご来訪ありがとうございます。当ブログにはじめてお越しの方は、まずこちらを読んでいただけるとうれしいですm(__)m

皆さんは戦後のGHQによる「キッチンカー政策」というものをご存知でしたか?

恥ずかしながら、私はある動画を視聴して初めて知りました。

このお話は過去記事でお話した小麦や牛乳の歴史と大いに関わってくるので、番外編として記しておこうと思います。

GHQのキッチンカーとは【動画紹介】

キッチンカーとは、その名の通り調理設備のついた車のこと。

ここでお話するキッチンカーは、イベント出店などの屋台的なものとは意味合いが違い、戦後にGHQが行った政策で使用されたものです。

 

当時GHQは栄養指導政策の一環として、改造バスで全国各地を巡り、小麦や大豆油を使用したフライパン調理法を日本人に指導しました。

(フライパン運動ともいわれています)

 

以下の記事にて、当時のキッチンカーの画像や様子を見ることができますので、リンク貼らせていただきます。

(リンク先が削除されたようなのでこちらも削除させていただきました)

 

私がキッチンカーというワードを知ったのは、食と健康問題に精通している医師の吉野敏明氏の演説動画(参政党の街頭演説)からです。

 

元動画はこちら。20分ちょっとあります。

↓ ↓ ↓


動画も削除されていました(-_-;)

 

 

動画を要約します。

 

-----「食欲」の話からキッチンカーの部分-----

 

今、日本人は「食欲」を制御できなくなっている

食べながら歩いたり

食べながら運転したり

 

感謝して食べなくなってしまった

食に信仰を持つことを忘れてしまった

 

冷凍食品、コンビニの台頭によって

(いつでも24時間食べ物が手に入るようになり)

我々は感謝の気持ちなしに「欲」で食べるようになってしまった

 

なぜか?

GHQのせいです

 

終戦直後、日本を統治していたGHQ

日本人の病気の原因は米だ

と嘘のプロパガンダを流して食管法をいじり、

円が暴落していたにも関わらず円建てで小麦が買えるようにした

 

これは今でいうローンを組まされているようなものです

 

その小麦でパンを焼き、給食に取り入れた

米を減反することでお金がもらえる仕組みを作った

 

キッチンカーというバスを改造した車で全国を回った

(後ろにキッチンがついている)

 

フライパンを200万人の主婦に知らしめた

大豆油で野菜を炒めた

鶏に小麦粉をつけて油で揚げた

 

これにより、日本の主婦たちは

野菜をあまりゆでなくなった

野菜を漬けて食べなくなった

 

とうもろこしの粉は、家畜のエサとして輸出したかった

先に給食で脱脂粉乳で牛乳を売り込み、牛乳文化を定着させた

 

がんの増加は食品添加物小麦砂糖の消費量と比例している

小麦を食べるようになり、50年で糖尿病が50倍になった

日本にはこんな病気はなかった

 

それは米を食べていたから

………

 

-----(続きは動画をご覧ください)-----

 

食管法→1942年に制定された「食糧管理法」のこと。(1995年に廃止)

米・小麦など主要食糧の生産・流通・消費に関し政府が介入し管理するものとした

食糧管理制度 - Wikipedia

 

書籍 「アメリカ小麦戦略」(鈴木猛夫著) を要約したサイト「るいネット」さんによると、当時GHQが行った栄養改善運動の3本柱は、

  1. 粉食(パン、麺)奨励・・・小麦輸入
  2. 畜産物(肉、牛乳)奨励・・・飼料(とうもろこし、大豆)輸入
  3. 油脂(大豆、コーン油)奨励・・・原料の大豆、とうもろこし輸入

であったとのこと。

 

これらのPRの一環として、キッチンカー政策、製パン技能士育成、フライパン運動、学校給食、粉ミルク育児などが行われたというわけです。

 

これらの政策に、活動資金として総額4億2千万円がアメリカから日本に渡されているというのですから、いかに力の入った大キャンペーンだったか、ということが伺えます。

 

今まで当ブログでも小麦の歴史牛乳の歴史で、GHQの政策について触れてきましたので、読んでいただいている方であれば

すべて同じ方向を向いた政策である

ことがお分かりいただけるのではないでしょうか。

 

戦争に負けた(という形になった)日本はアメリカの言いなりになってしまい、小麦、大豆、とうもろこしを輸入し続けることになったのです。

 

しかし、問題はそれだけじゃなかった。

 

小麦、サラダ油、乳製品と病気

米より小麦消費量が増え、輸入大豆やコーンを使ったいわゆるサラダ油が使われるようになり、乳製品が増え・・・

戦後の日本人の食が変わってから、一気にがんや糖尿病といった病気が増えてきました。

 

同じものを海外の人だって食べているはずのに、なぜか?

 

これには、複数の要因があるといわれています。

  • 輸入作物にかけられている強い農薬
  • 小麦のグルテン※1(免疫かく乱物質)
  • 輸入作物のほとんどが遺伝子組み換えである
  • 食品添加物との複合要因
  • 精製油に含まれるトランス脂肪酸※2
  • 日本人の体質に合わない(耐性)

※1参照:知らないとマズイ小麦問題 その2「微妙な不調とグルテン不耐症」 - 明日を生きるごはん

※2参照油脂の話 ~大量生産品の罠~ - 明日を生きるごはん

 

上記の動画で吉野氏もおっしゃっていますが、その中でも「耐性」というのは決しておろそかにできないことです。

 

例えば、小麦に含まれるグルテンは、日本人には耐性がない人が多いといわれています。

 

もちろん、海外でもグルテンフリー食品があるくらいですから、日本人だけの問題ではないのかもしれません。

しかし、欧米人のグルテン耐性は、日本人よりはるかに強いことが分かっているそうです。

 

逆に、昔から魚を食べていた日本人は、水銀などの重金属には強い耐性があり、

欧米人が日本食に転向すると、重金属障害になりやすいともいわれています。

 

やはり「食」というのはその民族に合った食材であったり、調理法があるんですね。

 

なのに。

こんなに合わない食品なのに、日本人はハマっていってしまったんです。

それは、過去記事でもお伝えした通り、小麦には常習性があり、依存性があるから。

中毒にさせられたといっても過言ではないでしょう。

(こんなこと書いてるブログ主も、完全中毒でした)

 

ここから脱却するためにはどうしたら良いのか?

吉野氏は言ってます。

米を食べること」だと。

 

今は米粉の技術も発達しているので、パンや麺が食べたいときは、米粉で作るのも良いでしょう。

米には中毒性物質がないので、小麦のように「また食べたい」というような気持ちにはなりにくいようですが。

 

私もときどき米粉でお菓子を作りますし、米粉パンやスイーツを扱うお店も増えてきています。

 

米の文化を取り戻すことで、健康も取り戻せる。

そして、吉野氏は言います。

それが日本人の「魂を取り戻す」ことに繋がるのだと。

 

おわりに

さまざまな体の不調から、「食と健康」を意識するようになったという人も多いのではないでしょうか。

 

いろいろ調べていくと、

「なんでこんなに体に悪いものが出回っているんだ?」

という疑問に必ずぶち当たり、さらに調べると

「戦後の食政策」

に行きつくんですよね。

 

今回は視聴した動画の「キッチンカー」という気になるワードから、戦後の食政策の歴史を紐解いてみました。

 

日本人の食と健康を取り戻すため、何かできることから取り組んでいけたらなと思います。

 

嬉しいニュースとして、大阪の泉大津市が学校給食を改革されているようです^^

どんな給食のメニューなのか、動画配信されてますので良かったら見てみてくださいね。

(南出市長のインスタグラムより)

 
 
 
 
 
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南出 賢一(@k.minamide)がシェアした投稿

 

こうした市町村単位での取り組みは本当にありがたいことですね。

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

前回予告のテーマと異なり、申し訳ありません。次回こそ、ミネラルウォーターについてリサーチします(^^;

 

 

 

今回ご紹介した参政党の街頭演説は、全国各地を回って行われています。

現地に行けないという人も、今たくさんのYouTube動画があがってますので、ぜひ視聴してみてくださいね。

 

 

以下のちなみに・ちどりさんのブログでは、過去の街頭演説動画や、動画内容をテキストに書き起こしされています。今後の予定も随時アップされているのでオススメですよ~^^

上記動画のフルバージョンリンクはこちらからどうぞ。

join3sei10.hatenablog.com

 

【その他参考資料】

 

・「るいネット」

https://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=182449

 

・「厚労省栄養普及改善の歩み」

https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/eiyou-syokuji2/dl/03.pdf

 

 


「アメリカ小麦戦略」と日本人の食生活 [ 鈴木猛夫 ]