明日を生きるごはん

テレビでは知り得ない食と健康の話

調味料「アミノ酸等」の正体 その1~基礎編~

当ブログはアフィリエイト広告を利用しています

※ご来訪ありがとうございます。当ブログにはじめてお越しの方は、まずこちらを読んでいただけるとうれしいですm(__)m

食と健康を意識した生活をしていると、「添加物はどれくらい使われているんだろう?」と自然と食品の原材料表示に目がいってしまいますよね。

その際、添加物の中でも特に「調味料(アミノ酸等)」という表記を目にする機会が多くないでしょうか。

今回は、今さら聞けない「アミノ酸等」とは何か?についてみていきたいと思います。

そもそも「アミノ酸」って何?

まずは基礎知識から。

 

アミノ酸とは、分子内に「アミノ基」と「カルボキシル基」をもつ化合物の総称です。

・・・って言われても難しい(^^;

 

・・・簡単に言うと、たんぱく質を構成する要素が、アミノ酸

人間の体の2割はたんぱく質でできていますが、つまりその構成要素となるのが、アミノ酸なのです。

 

天然アミノ酸の種類はなんと約500種もあるそうですよ。

そのうち、ヒトを構成するアミノ酸は20種あり、

 

・体内で合成できるもの・・・11種

・体内で合成できないもの(必須アミノ酸)・・・9種

 

とされています。

 

アミノ酸のこと、なんとなくお分かりいただけたでしょうか。

では、次に調味料としてのアミノ酸のお話にいきます。

調味料(アミノ酸等)とは?

ここからは、

食品添加物として使用される調味料とは何か?

②その調味料の種類の1つ「アミノ酸等」とは?

というお話をしていきます。

食品添加物としての調味料とは

食品添加物で調味料を使用する目的は、食品に「うまみ」を増すためです。

加工食品と呼ばれるものやスナック菓子など、原材料表示をみると実に様々な食品に調味料が使われていることが分かります。

 

ちなみに、原材料表示において、原材料と食品添加物を見分ける基準は、

「/」または「改行」または「囲い線」であると過去記事でもお伝えしました。

 

nanakama.hateblo.jp

 

添加物としての調味料は大きく分けると以下の4つの種類があります。

この4つはさらに合成で作るものと天然でとれるものとに別れ、それぞれたくさんの種類があります。

例えば、合成アミノ酸だけでも

L-アスパラギン酸ナトリウム/L-アルギニンL-グルタミン酸塩/L-イソロイシン/L-グルタミン酸/L-グルタミン酸アンモニウム/L-グルタミン酸ナトリウム/L-テアニン/L-トリプトファン/L-トレオニン/L-バリン・・・・・・・・・・・

(^^;

とまあ、とんでもなく種類があるんですね。

そこで、食品衛生法では↓ ↓ ↓

 

いっぱいあるから「調味料」と一括表記していいよ。

ただし、4種のどれを使用したか(アミノ酸系、核酸系、有機酸系、無機塩系)分かるようにしてね。

2種類以上使う場合は、配分量の多い種類を記載してね

 

と認められているわけです(一括表記)。

 

つまり、裏を返せば我々消費者は、調味料と書かれていても

アミノ酸核酸有機酸系無機塩系のどれかを使っていることだけ

しか分からないということになります。

 

まあ……とはいえ。

細かいこと言われても、専門知識がないと分からないですからね。

 

そして、次にその中でも良く目にする「アミノ酸等」のお話に移ります。

 

②調味料(アミノ酸等)の正体は「グルタミン酸ナトリウム

明日を生きるごはん

先ほど、合成アミノ酸1つとっても、その種類はたくさんあるというお話をしました。

 

しかしながら、一般的に「調味料(アミノ酸)」と書かれている場合、

L-グルタミン酸ナトリウム(MonoSodiumGlutamate)

のことを指す場合がほとんどであるといわれています。

(冒頭のL-は省略される場合もある)

 

グルタミン酸ナトリウム・・・

 

聞いたことありませんか?

そう、「味の●」などに代表されるいわゆる化学調味料(旨味調味料ともいいますね)の主成分です。

 

そもそも「グルタミン酸」というのは、昆布などに含まれる天然の「旨味」成分であることはご存知の人も多いことでしょう。

 

今でこそ、旨味という概念は日本の食文化にとって欠かせないものとなっていますが、そもそもグルタミン酸が旨味成分であるということが分かったのは明治40年頃のこと。

東京帝大(現東大)の池田菊苗博士の研究によって発見されました。

 

この博士の研究を生かし、人工的に生成したグルタミン酸をナトリウムと結びつけ、扱いやすい化学調味料として世に出したのが、味の●の創業者です。

 

いったん添加物表記の話に戻りますと、

 

と表記されるわけですね。

 

アミノ酸グルタミン酸ナトリウム)の危険性

アミノ酸の1種、グルタミン酸ナトリウムがどのようなものか分かってきたところで、

次は摂取することにより、人体にどのような影響を及ぼすのか?というところをみていきましょう。

 

脳に影響を与え、中毒になりやすい

グルタミン酸ナトリウムは、興奮性の神経伝達物質です。

極めて毒性が高く、過剰に摂取することで細胞死、片頭痛、うつ、パーキンソン病、多動、自閉行動などを招く可能性があることが指摘されています。

 

さらには、依存性も高いため、繰り返し摂取することにより「中毒」になりやすいという一面も兼ね備えているのです。

以前お伝えした砂糖や人工甘味料などと同じ作用ですね。

何気に結構怖いです。

 

そもそも、食品にもともと含まれているグルタミン酸は、胃腸でゆっくりと消化されていくものです。

ところが、人工的にナトリウムと結びつけて精製したグルタミン酸ナトリウム(調味料)は水に溶けやすく、人体への吸収も早い。

 

グルタミン酸ナトリウムを過剰摂取した場合や腸に炎症が起きている場合(リーキーガット)は、脳に何らかの影響を及ぼしやすいことが最近の研究で分かっています。

※リーキーガットについては小麦の記事をご参照ください。

知らないとマズイ小麦問題 その2「微妙な不調とグルテン不耐症」 - 明日を生きるごはん

 

グルタミン酸ナトリウムによる健康被害については、日本より海外の方が研究が進んでおり、その使用についても厳しく規制されています。

 

アメリカではグルタミン酸ナトリウムを「MSG」と呼び、パッケージに「NO MSG」などと表記したものでないと商品が売れないそうです。

また、ベビーフードに関してはMSGを使用できないことになっています。

 

それなのに普通に使用されている日本は一体…?と首を傾げたくなってしまいますよね。

 

グルタミン酸ナトリウム、すなわち「調味料(アミノ酸等)」は、残念ながら日本では驚くほどどんなものにも含まれています。

 

「私は化学調味料など使いません!」

という人でも、スーパーなどで買う加工品にはほとんどといってもいいほど使われていますから、避けるのが難しいのが現状です。

 

ペットフードも例外でない

明日を生きるごはん

犬や猫を飼っているみなさん、調味料の危険性はペットフードも同様であることにお気づきでしょうか。

 

普段与えている総合栄養食やお気に入りのおやつの原材料表示をぜひ確認してみてください。

全部ではないですが、ときどき調味料(アミノ酸等)という表示がありませんか?

 

我が家も猫を飼っており、「ちゅー●」など嗜好性の高いおやつを時々与えてしまっていました。

ちゅー●にも、アミノ酸等が含まれています。

 

入っているだろうとは分かっていても、喜んで食べてくれる姿を見たくて、ついあげてしまうんですよね(-_-;)

 

よく、あの猫の食いつきの良さに「またたびが入っているのでは」などという噂も耳にしたことがありましたが、あれはまさにグルタミン酸ナトリウムの中毒性によるものだったと、いえるのではないでしょうか。

 

もちろん、今のところ調味料添加は合法ですし、人間だって(特に日本人は)摂取しているわけですから

ただちに健康に影響はないのかもしれません。

 

ですが、興奮性の神経物質であり、脳に何らかの影響を及ぼしやすいという事実は、常に飼い主が知っておくべきだといえるでしょう。

 

海外では厳格に規制されている添加物であるということも、忘れてはなりません。

 

おわりに

調味料(アミノ酸等)とは、主に「グルタミン酸ナトリウム」を多く使った調味料を指します。

自然に食品に含まれるグルタミン酸と違い、人工的に精製したグルタミン酸ナトリウムは、脳に直接的に作用することが分かりました。

 

過剰摂取によって懸念されるさまざまな健康被害は、決して軽く見過ごせるものではないと個人的には思います。

 

なるべく控えたいと思っても、避けきれないほどさまざまな食品に含まれている今の日本の現状。

海外では厳格に規制されている現状。

まずは良く知り、考えていくべきではないでしょうか。

 

今回は「基礎編」として、グルタミン酸ナトリウムがどのようなものか、について書きました。

 

ここからはあまり検索しても出てこないのですが…

実はアミノ酸系調味料の原材料や作り方には、さまざまな疑問や疑惑の声が挙がっていることをご存知でしょうか。

 

その疑惑や噂の中には、ちょっと信じられないような内容のものもありました。

私は、自分たちが直接口にする食品に、そのような疑惑があってはならないことだと思っています。

 

そのため、次回以降(いつになるかはわかりませんが)は、グルタミン酸ナトリウムが一体何から、どのように作られているのかを可能な限りリサーチしたいと思っています。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

【参考動画】

・健康チャンネル信長

興奮毒素グルタミン酸を今すぐ排除せよ!グルタミン酸は神経毒であり、過剰になると脳の神経細胞が死んでしまう!調味料(アミノ酸等)がやばい。【栄養チャンネル信長】 - YouTube

 

製法の疑惑について気になる方は、以下の吉野敏明氏の街頭演説動画を聞くと、少し分かるかもしれません。しかし、専門家ですら踏み込んでいきにくい領域であることをご理解いただければと思います。

・報道pressチャンネル

【参政党】よしりん吉野敏明「ペット産業の闇!ペットフード原料は犬猫」【CGS神谷宗幣/神戸街頭演説⑧】 - YouTube

 

【参考記事】

・サプリポート

調味料アミノ酸等とは?添加物としての使用理由や危険性を解説! | サプリポート by スタルジー

・自然食品アースファミリー

調味料のアミノ酸等って何?アミノ酸との違いや安全性について解説します - Earth Family(アースファミリー)公式サイト

・たべるご

調味料(アミノ酸)と調味料(アミノ酸等)の違いってなに? 使用する目的や効果そして危険性について | たべるご

・室次醤油

MSGって知っていますか?海外では「NO MSG」でないと売れません! | 世界で最初の醤油屋 室次醤油